JMホールディングス 優待銘柄「お肉!!」
皆様、こんにちは。サラリーマン投資家の八丸です。
今日は最近購入した株主優待銘柄のJMホールディングス(3539)さんについて紹介します。株主優待で「お肉」がいただける銘柄として有名ですが、こうやって調べてみると創業期の歴史背景が今の事業に色濃く反映されていて面白い会社さんでした。よろしければ参考になさってください。
JMホールディングスってどんな会社?
茨城県を中心に関東近郊でスーパーや焼き肉店などを展開されている会社さんです。創業は1945年、「丸八肉店」が原点で、たまたまですがわたくし八丸と似通った名前で親近感があります 笑。創業期から精肉、卸を営まれて、2000年代に入ってからは積極的にM&Aを実施して小売業態を上手に取り込み事業規模を拡大されたようです。現在では関東近郊に89店舗のスーパーマーケットを展開するまでに成長されています。そして自社で大型の精肉加工センターを構えており、自社の小売店に供給できる仕組みを構築しています。サプライチェーンに強みありといった感じです。また、外食事業では「焼肉や漫遊亭」を16店舗展開、小売+外食で事業ポートフォリオが組まれており、事業間でのシナジー効果の追求やリスク分散も考えられていますね。
なるほど・・お肉の優待をいただける会社さんくらいにしか思っていませんでしたが、創業がお肉屋さんってこともあり「お肉」に拘りをもって長く蓄積されたノウハウを活かして経営されている会社さんのように思います。
今後の展開は・・?
2021年7月期は関東圏を中心に5店舗を新規出店。
注目すべきは・・うち1店舗は宮城県仙台市にも出店しているんですね!!東北圏にも打って出ようということですか…中期経営計画によると今年の夏にもう1店舗仙台市に出店予定で、好立地であること・収益性が見込めること、以上2店が満たされれば関東圏外でも出店をしていくとのことです。M&Aの経験も豊富ですし、今後の事業展開がとても楽しみですよね。
業績はどうなってる?
売上・利益ともに緩やかに右肩上がりですね。お分かりいただけますように2020年は売上・利益ともに大きく伸長していますが、このころと言えば新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で、皆さんおうちごはんでしたよね。巣ごもり需要が影響しているようです。進行期の進捗状況が気になりますね。利益に関しては出遅れているようですが、1Q決算短信を読みますと「新規出店に伴う一過性の開店費用、店舗改装に係る費用等が発生したため」とありました。売上総利益率は少しですが改善されていましたので、一過性の費用が要因であれば問題ないように思いますね。
しかし、昨今の原油高による製品価格の高騰が気になりますね。価格転嫁が追い付いていればよいですが…2Q決算で確認ですね。
財務状況は大丈夫?
2021年7月期の決算数値を見てみましょう。
財務に関しても申し分ないように思います。小売業の自己資本比率の平均が35%前後と言われていますので、比較的に高い水準ですし、借入金も営業CFと比較し低位ですので健全な財務体質を保っています。
株主優待の内容
IR情報 株主還元について|株式会社 JMホールディングス (jm-holdings.co.jp)
株主優待はやはり「お肉」がいただけるようですね。今から楽しみです。
2022年7月末の優待から保有期間の要件が設けられたようです。
- 2022年7月末・・・半年間
- 2023年7月末・・・1年間
購入を検討される方は注意が必要です。
現在の株価と買い時について
2022年2月4日の終値1,714円でPERは10.7倍程です。
1,580円程まで下がってくるとPERが10倍切ってきますので割安で購入できますね。2023年の優待獲得まで猶予期間がありますので、米国の利上げやウクライナ情勢も見ながら買い時を待ってみても良いかもしれません。
最後まで御覧いただきありがとうございました。
※投資判断は自己責任にてお願いいたします。また、数値には十分に注意をはらっていますが間違いがあるかもしれませんので、投資判断の際にはご自身で再度ご確認くださいm(__)m